概要

領地は厳格なデータ一貫性が求められるため、データを不用意に変更すると重大な問題が発生する可能性があります。 データの一貫性を保つため、DominionDTO GroupDTO MemberDTO オブジェクトのデータ変更は、 原則としてAPIが提供するProviderメソッドを通じて行う必要があります。

これらのProviderメソッドは、データ変更前に適合性をチェックし、変更後に対応するイベントを発火させることで、データの一貫性と完全性を保証します。

例えば、領地の名前を変更したい場合：

import java.util.concurrent.CompletableFuture;

class ChangeDominionNameExample {

    public void changeDominionName(DominionDTO dominion, String newName) {
        CompletableFuture<DominionDTO> changed = DominionProviderHandler.getInstance().renameDominion(
                Bukkit.getConsoleSender(),
                dominion,
                newName
        );
        if (changed.get() == null) {
            // change failed
        } else {
            // change success
        }

    }
}

操作権限

すべてのProviderが提供するメソッドには、操作を実行する権限を示す CommandSender パラメータが必要です。

このパラメータは操作の権限や実行元を決定します。たとえば、プレイヤーとしてデータ操作をシミュレートしたい場合は Player オブジェクトを渡します。 基本的なチェック（例：権限チェック）を無視して操作したい場合は、Bukkit.getConsoleSender() を渡すことで、コンソールの最高権限操作をシミュレートできます。